短期バイト体験談 »
私が学生の頃、よく通っていた居酒屋がありました。
そこは大企業の重役も来るような高級感のある、学生には敷居が高い居酒屋でしたが、
友達がバイトをしていたのと、そこの店主と仲良くなったので週3くらいで行っていました。
あるとき、友達が事故にあい怪我した際、他のバイトもなんだかんだと忙しく、
全然店が回らないということで、なぜか客であるはずの私がバイトをすることになりました。
とある私立大学の学生だった私は、毎年2月と3月は大学生協の短期バイトをしていました。
その仕事は、新入生を対象にした新生活用品の販売と、
それを買ってくれた方々のところに設置しにいくというものでした。
近所の小さなスーパーでのアルバイトでした。
高校を卒業してから大学に入るまでの1ヶ月という短期間で、時給は750円でした。
主にレジ業務に多く携わりました。
注意していたことは、お客さんからの預かり代金の打ち間違いがないようにすることです。
自分がきのこ園で働いていたのは二十歳の十月のことです。二ヶ月間働きました。
シーズンとして椎茸を扱うきのこ園は十月、十一月がピークらしく、入場者数も十月の終わりから十一月の頭らへんが絶頂でした。
きのこ園での仕事は文字通り、きのこの飼育、販売なのですが、
その他にも園内にある釣堀(マス等)の管理、飼育や、バーベキューの手伝いなどもありました。
当時、私は京都でフリーターをしていました。
長期のアルバイトにはなかなか就けなかったので、短期・単発の仕事を斡旋してくれる派遣会社から仕事をもらい、日払いで賃金を受け取っていました。
夏の気配がしてきた6月のある日、単発の工場の仕事があるのでどうですかと派遣会社から電話がかかってきました。
衆議院選挙の、ある候補者の選挙事務所の応援に行ってきました。
選挙は「政(まつりごと)」の要素が大きいらしく、 演説の内容よりも、
ポスターの数、事務所の賑わい、握手した候補者、手振りの女子の印象などで、
票が集まってしまうものなのだそうです。
で今回の候補者の後援が、おじいちゃんおばあちゃんばかりだったため、
若めの私や女子大学生が事務所の外で声をかけるという要員に狩り出されたのでした。