大手百貨店を中心に、ショーウインドウのディスプレイを短期で手伝っていました。
季節によってショーウインドウを変えるのですが、
私の場合は主に秋冬のウインドウを担当しました。
沢山の人形を配置する為、
石膏で出来た人形にひたすら同じ色をペンキで塗布したり(数百体ほど塗りました)、
巨大な絵本仕掛けのウインドウを作る為、
絵本のキャラクターを色塗りしたり。
またマネキンのバックに飾るパネルの色付けも行いました。
あとはデパートの食品コーナーの壁に直接、
魚やエビのシルエットを作る、ということも。
担当者が大変厳しい人だったので、作業には細かいチェックやダメ出しが入りました。
特に色合いや濃淡がイメージからずれると、
そのポジションから外されることもあります(やり直しがきかないものも多いので)。
そして、当然お客さんがいない時間から行うので、夜間の作業になります。
電車がある内には帰らせてもらえますが、
バイクなどで来る人は結構遅くまで頑張っていました。
時給は1000円で、手渡しでした。
イベントや催事の時、またウインドウをそっくり入れ替える、
という時期にならないと仕事そのものがあまりないので、
レギュラーで入れる感じではなかったです。
仕上がったディスプレイを他の通行人やお客さんに混ざって眺めるのは楽しいというか、
遣り甲斐を感じるものがありました。