求人誌にちょっと変わったバイトが載っていて、興味をひかれた私は早速応募し、採用されました。
仕事の内容は、大阪府内の定められた場所に行き、健康診断を行う臨床検査技師や看護師に付き添う助手の仕事です。
事務所で待機して作業をすることもありましたが、予定が組まれているときは基本的に乗用車で移動して健診先に向かいました。
レントゲン撮影がある場合は技師の人とレントゲン車に乗り込み、作業もそこで行いました。
健診は公共施設などが多かったのですが、時には人気のない山手の工事現場などに行くこともありました。
肉体労働者の中には赤ら顔のびっくりするような血圧値の方が何人かいらして、大丈夫なんだろうかと心配になりました。
助手の仕事が多かったとはいえ、たまには私が視力検査や聴力検査などを行うこともありました。
しかし、やはり看護師さんの血圧測定や血液検査などのてきぱきした働きをみていると、私のこんなことができたらいいのになあと憧れの気持を抱いたものです。
今も病院で、厳しい仕事なのに笑顔でてきぱき業務をこなす看護師さんをみると、尊敬の念を抱いてしまいます。