私は、自分が通っていた予備校で、何度か模擬試験の監督の単発バイトをしていました。
試験監督のバイトは、「○月○日10時00分から受付」となっており、
その時間に電話をして繋がればお仕事をすることができる、というシステムでした。
回線は1つしかなく、なかなか繋がりませんでした。
10分後にはもう定員が埋まっている状況で、仕事を得ること自体が大変でした。
そして、やっと得られた試験監督のバイトは、いつも朝7時30分集合だったので、
当時実家に住んでいた私は、6時00分頃家を出ていました。
試験は大体9時開始で、3科目の人は午前中いっぱい、5科目の人は午後まで受験していました。
とにかく朝が早いので、シーンとした会場で私達バイトの人は眠気との戦いでした。
正直、「時間を売っている」感覚でした。
1日眠気に耐えていれば、短い試験で5000~6000円程度、長い試験で9000円ほどもらえました。
お給料は固定なので、最後に会場の片付けや回収した答案の整理が早く終われば、それだけ得をしました。
誤差はせいぜい15分程度でしたが。
1日で、日払いというのも魅力的でした。
このお仕事は、予備校OBだからやれたお仕事だと思います。
自分達がたくさん予備校にお金をかけたので、
少しくらいバックしてもらってもいいだろう、という感じでもありました。