私の初めてのバイトが引越しのアルバイトでした。
彼女へのクリスマスプレゼントを買うため、
すぐにお金が手に入る引越しのアルバイトを単発でやりました。
初めてのバイトという事もあり、要領が分からず、午前中でバテバテになったのを覚えています。
腕がどんどん痛くなり、次に手の握力が無くなって、それほど重量が無い物まで重く感じました。
一緒に回っていた引越し業者の方に
「お前、重そうに持つなあ」と苦笑いで言われたのを今でも覚えています。
午前中の作業が終わり、昼飯を近くのファミレスに食べに行ったのですが、
隙を見て逃げ出そうと本気で考えました。
しかし知らない土地だったため、駅の方向が分からず断念しました。
あの頃は仕事に対する考えが甘かったので、
駅の場所が分かっていたら本気で逃げ出していたと思います。
午後の仕事を何とか終え、車で戻っている時は「やっと終わった」と安堵の気持ちでいっぱいでした。
その日1回の給料は9000円くらいで、大変嬉しかったのを覚えています。
しかし、引越しの仕事はそれから2度としていません。