私が大学4年生の時に単発アルバイトで花火大会のスタッフをしました。
仕事内容としては、交通誘導や観客の人が立ち入り禁止区域に入らないよう、
見張っておく仕事なのですが、それはそれは大変でした。
花火大会は夜からですが、会場設営や場所取りの観客の安全を見ておかなければならないので、
真夏の昼2時から花火大会の会場を歩き回ります。
迷子の案内やマナーの悪い場所取りのお客さんを注意したり、
お手洗いの場所をおしえてあげたりしていました。
数年前に明石で花火大会できていた観客同士が将棋倒しになって十数人が死亡する事故があってから、
警察の方から人を誘導する時はそんな事態にならないように何度も言われました。
しかし、花火大会の打ち上げ時間が始まると私が配置についていた場所は観客席よりも前の場所で、
周囲の警戒に当たる仕事だったので誰よりも目の前で花火を見れた事が一番興奮しました。
花火の熱気が伝わってくるほどの近さで、
ドーン!と心臓に響くくらいの花火は感動して未だに忘れられません。