ニューヨークに住んでいたころ、同じアパートに住む日本人家族のお母さんから夜、電話がかかって来て、
翌日、用事があって、朝早くから出かけなければならず、
ベビーシッターを頼んでいたのだけれども、その人が急に来れなくなったので、
変わりにベビーシッターをお願いしたい、という申し出でした。
その家族には5歳になる男の子がいました。
その子を一人置いて行く訳にはいかず、
助けて欲しいという申し出でしたので、アルバイトすることにしました。
朝、7時半頃にその家族の部屋に行って説明を聞きましたら、
9時頃になったら、男の子が起きて来るので、
作っているサンドイッチを与えるようにと言われました。
その男の子とは以前にも合ったことがあって、
私になついていたので、心配はないということでした。
両親は8時前には出かけて行きました。
私はテレビを見ながら、男の子が起きて来るのを待ちました。
9時前になると、起きて来て、私を見て喜んでいました。
お母さんが朝作ったサンドイッチを与えて、朝食をとらせて、
後はテレビゲームで一緒に遊んで両親の帰りを待ちました。
私にとっては簡単なアルバイトでした。