学生時代に友人に誘われて、郵便局の内勤をしたことがあります。年末の郵便物の仕分けです。
埼玉県内の郵便局でした。機械が郵便番号を読み取れなかった郵便物を、
市内の各エリア別に一枚ずつ仕分けしていく仕事です。
棚がずらりと並んでいて、そこに入れていきます。
複数の人で同時に作業しますが、
おしゃべりしながらできる作業ではありませんから、大変静かな職場でした。
けれど、肉体的にはけっこうきついところもありました。
ずっと立ったままちょこまか動き回る作業ですから、それなりにハードです。
また、神経を使ってはがきや手紙を読み取りますから、
とにかく目が疲れたという記憶があります。
年末なので、当然年賀状中心の仕分け、量もはんぱではありませんでした。
私は学生でしたので、割のいい深夜勤務を選びました。
正確ではありませんが、たしか夜の10時くらいから朝の6時ごろまで。
もちろん休憩もありましたが、慣れないためでしょう、
休憩中も神経が休まらないような気がしました。
仕事が終わってからも、宛名書きが残像になって、目の前をチラチラ。
私のような短期でなく、長くそのバイトをしている人もいます。
ベテランの人に言わせると、
「最初はそうなるけど、慣れればどうということもなくなる」とのこと。
深夜勤務だったので、時給は1000円くらい。
割のいいバイトではありました。