数年前、大手化学メーカーの洗剤パッケージングの工場で1ヶ月間アルバイトをしました。
朝は工場らしく体操から始まります。
真冬だったのですが体操は屋外で行うのでとても寒かったという記憶があります。
配置されるラインはその日によって違いましたが、
仕事内容は主に出荷する製品の箱詰め作業や、洗剤の液体をボトルに注ぎ込む作業などでした。
かなりスピーティーな動作が要求され、どちらかというとのんびりタイプだった私は、
始めの頃は周りの従業員と同じスピードで作業するのは大変でした。
一度、液体をボトルに注ぎ損ねて少しこぼしてしまったことがあったのですが、
常勤の従業員から「何やってんの!」と手をひっぱたかれたり、
ラインで作業しているのはほとんど女性だったので常勤者の間ではいじめ等もあったようで、
職場には独特の雰囲気があり、どうしても馴染めませんでした。
時給はそれなりに良かったので1ヶ月間頑張りましたが、
期間が終了したときは「2度とここでは働きたくない」と心底思い、
帰路につく時はとてもほっとしたのを覚えています。